2024.09.20
リフォームする優先順位の考え方
リフォームの場合は「壊れたから変えよう」と考えている方が非常に多いですが、住宅を長持ちさせるのであれば壊れる前にリフォーム工事をする事をオススメしております。
目に見える箇所であれば壊れたら気が付きやすいですが、普段目に見えない箇所で不具合が発生した際、発見まで遅れることが多く躯体自体に影響が出てきてからようやく気がつくといったケースが非常に多くなっております。大規模改修になる前にメンテナンス時期をしっかり把握しておきましょう。
◾️部位 年数別の目安◾️
上記は一般的に言われている年数のため様々な状況や条件によりある程度年数は異なりますが、メンテナンス時期が大幅に変わる事はありません、住宅を長持ちさせる為にも的確な時期に正しいメンテナンスを行うことが重要です。
◾️優先順位の決め方◾️
【日常生活に支障が出る場合】
特にストーブやボイラーは無くてはならない生活に不可欠な部位です、メーカーでも耐久年数は定められているという事と、リフォームを依頼した場合材料の手配や職人さんの手配等を考えると当日に交換は基本的に行うことが難しい為、2、3日ボイラーやストーブが使えない、、、という最悪の事態も考えられますので年数が経ったら壊れる前に交換することを推奨致します。
・異音がする
・灯油漏れの匂いがする
・設定した温度調整に正しくならない
・正常に起動するまでの時間がかかる
等が壊れる前兆としてあげられますので、少しでも不安であれば早めに交換を行いましょう。
【基本的には外廻りから】
いくら内装を綺麗にしたとしても外廻りのメンテナンスを怠っていると、屋根や外壁からの水の侵入によりせっかくリフォームした内装へダメージを与えることになりかねません、その為雨漏りしてからメンテナンスをすると余計な費用が発生する為予算オーバーになってしまう事も考えられます、プロの目ではないと自分で判断するのが難しい場所のため注意が必要です、10〜15年なにもメンテナンスをしていないのであれば、表面上の塗膜が経年劣化により薄くなっていきますので少なくとも塗装工事は必要になってきます、錆が発生してから塗装するのと錆が発生前に塗装するのとではこれからのメンテナンスの仕方が大きく変わってきますので頭に入れておくと良いでしょう。
【見積もりを取る場合のポイント】
昔から信頼している業者があれば別ですが、そうでない場合見積もりを多く取りすぎると何が正しいのかわからなくなるケースも非常に多い為、リフォームの見積をする際は2、3社に依頼すると良いでしょう。
またリフォーム業社により工事内容や金額面で得意不得意は絶対に存在します。
業者やメーカーは、たくさん発注してくれる会社には安くしてくれる傾向があり、たまに発注してくる会社には少し価格を高く設定したりするのも事実です、少し手間ではあるかもしれませんが2、3社に声をかけた方が良いかもしれませんね。
次に金額だけを見て業者を決めるか、、、それとも中身をみて安心したところにお願いするかが難しいところになってきます。
まず金額面に関しては、極端に安い見積もりがあれば後から追加金額が発生しないかどうかの確認は必要ですが、何故安いのか理由をしっかりと聞いた上で判断した方が良いでしょう。
続いて重要なのが中身です。
A社B社を比較し、全く同じ工事内容で金額が安い方があるなら迷う事はないのですが、よく見ると工事内容が違うなんていう事がほとんどです、現地調査する営業マンや会社の方針により判断がそれぞれ異なる為、見積の説明を聞く際はわからないことがあれば確認するのは勿論、材料のことや工程のことに関してしっかりと確認するのが良いでしょう、アフターケアに関しても重要なので忘れずに確認をとってください。
【最後に】
リフォーム工事の見積もりには専門用語がとても多く、文章だけを見て全てを理解するのはほぼ不可能なので、何もわからないまま工事を進めると思っていた仕上がりと違う、、なんてこともあります。
弊社では見積の説明をさせていただく際はなるべく専門用語ばかり使わず、誰が聞いてもわかりやすくご説明すると言うこと、常に自分の家であればと置き換えて最善の方法で進める事、この2点を意識しております。
どんな小さな工事でもお受けしておりますので、安心してご依頼いただけましたら幸いです。